2017年05月19日
:Rain:
:Rain:
少年が見上げた空はまるで
心を映すように雨が降っていて
泪を隠すように
傘もささずにただ独り打たれていた
たとえ雨がきつくなっても
冷たい雪に変わっても
明日にはこの空にも虹がかかると信じてた
泣くだけ泣き崩れて震える夜には
鳴らない電話を眺めて待っていた
天気予報が雨だとしても
少年は一人で歩いて行くだろう
だけど決して独りじゃない
もう一度雨に打たれたとしても
「信じる」という傘をさせるなら
見えない明日はないから
その雨でキレイに咲く華もあるから